FC2ブログ
週末の購入本。
Amazonにて以下2冊を購入。




本当は明日から通勤本に使うつもりでしたが到着が明日以降になってしまったので、明日は何か過去本から漁って行きます。








スポンサーサイト



【2006/10/22 23:10】 | 読書 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「顔」(読了)
横山秀夫氏の「顔 FACE」を読みました。


横山氏の作品は「第三の時効」「半落ち」「動機」「陰の季節」なども読んでありますが、重厚にして決して硬すぎない文章とその表現力には毎作品圧倒されてしまいます。特に「第三の時効」の表題タイトルの短編は、どんでん返し×2で息も詰まる思いで読みました。

横山氏の描く警察小説の舞台は、完全なる男社会&階級社会。ヒリヒリするような描写である意味荒んだ世界が展開されますが、その広漠とした中にも一滴の雨粒を感じさせるような結末が余韻を持ってすっと胸に落ちるのが、氏の警察モノが非常に読み応えのある作品になっていると思います。

もちろん、ミステリとしての純粋な面白さも当然あります。ただ出てくる人たち皆都合よく、妙に勘が鋭すぎるように思うのですが・・・。

【2006/10/19 21:46】 | 読書 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「そして誰もいなくなった」(読了)
アガサクリスティ著の「そして誰もいなくなった」を読み終わりました。タイトルはずいぶん前から知っておりましたがこのタイミングでようやく読むことができました。

クリスティの傑作として名高い本書ですが、なるほどミステリのスパイスを随所に感じられる面白さでした。相関なく孤島に集められた客人、不気味な予告、暗示的な童謡とその通りに実行される殺人、そして最期の告白・・・。

全体のボリュームはそう多くないなかでバランスよくこれらの要素が展開されているため、非常にまとまりの良い作品に仕上がっていると感じました。一つ一つの事件や各人の心理描写、背景説明などが過剰でなく(むしろ淡白過ぎるくらい)最低限のものに抑えられているからこその読みやすさ、それゆえの面白さだと思います。

ただどうしても翻訳モノの宿命-文章のぎこちなさ-は、作品世界に没入している頭を瞬間的に現実世界へ戻してしまい、止むを得ないこととわかりつつも残念な点ですね。やはり原本の書かれた言葉(言語)や歴史的背景、生活風習などのバックグラウンドがあって初めて100%の面白さが味わえるのでしょうね。翻訳者の方の苦労が忍ばれます。

---
余談ですが、殺人の告白レコードの場面で「かまいたちの夜2」を思い出した人は私だけではないはずです。


---












【2006/10/13 23:54】 | 読書 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ハサミ男」(読了)
殊能将之氏の「ハサミ男」を読み終わりました。タイトルから感じられる「異様さ」に「殺戮に至る病」的な衝撃感を期待して読んでいったのですが、結果読了後は消化不良感が大いに残った作品でした。

まず(結果的に)「ハサミ男」のタイトルでミスディレクションを誘うのが安直に思えてしまいます。またサイコミステリを演出するため”だけ”に登場する別人格の存在も、あまり意味があると思えません。というよりむしろ要素的にはもっときちんと説明すべき事項(狙われた少女たちのヒストリやターゲット特定までの心理描写、殺害という結末へ至る状況説明など)があるような気がします。

何よりハサミ男ハサミ男たる所以をもっと本編で掘り下げてほしかったと思います。なぜ凶器はハサミなのか?執拗なまでに研ぎ澄まされて先端にはどんな思いが込められているのか?そしてなぜハサミを突き立てるのか?

叙述トリックとしての結末も決して意外な種明かしではなかったし、正直後半は読むのがちょっと退屈してしまいました。

結論、私にはイマイチの作品でした。








【2006/10/12 22:05】 | 読書 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「さらわれたい女」 (読了)
歌野晶午氏の「さらわれたい女」を読み終わりました。歌野氏の作品は本作が初めてだったのですが、軽妙な一人称の語り口で気持ちよく読めました。

作品自体が1991年初版ですので、15年を経過した現在ではトリック(を成立させるためのギミック)の劣化というのはやむを得ませんが、ストーリー的には程よく面白かったです。

作品では2人の女性のダークな部分をクローズアップして、そこがキモとなっていますが、こういう女性って本当にいるんでしょうかねぇ?少なくとも私の周りではここまで極端な人はこれまで出会ったことがありませんが、とてもではありませんが付き合いきれません。










【2006/10/11 22:28】 | 読書 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「被害者は誰?」(読了)
表題の作品、ようやく読み終わりました。サクッと読める短編集(文体もライト)のはずなのに、浮気して他事していたので遅くなりました。

読後感的には赤川次郎氏の「三毛猫」や「三姉妹」を読んだ後のような印象です。トリックとか難しく考えることなく、本当に軽く読める良作だと思います。私のように、吉祥院先輩みたいな「俺様」キャラに好感を持てる方ならなおのこと。

Newtonも読んでいるのですが、文系人間にとっては「理解」というレベルには到底行き着けませんね。トリビア程度に「わかったつもり」を目指します。






【2006/10/03 01:06】 | 読書 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |